2020.06.29
ゆっくりとしたテンポで練習
ゆっくり練習するのは好きですか?
速いテンポが必要な曲では、
指の速さを追求していませんか?
ついつい時間が惜しくて・・・。
譜読みがおぼつかない段階でテンポを上げても
演奏がコントロールされず、失敗だらけに・・・。
そうかといって、遅いテンポで練習すると
頭が空っぽになり、眠気を誘うだけ・・・
よく見る光景です。
オススメは「ゆっくり練習」。
真剣に取り組めば、かなりの効果が表れます。
ゆっくりなら強弱やフレージング、音色に
耳を傾けられます。
また、「途切れ目なく弾けた」と実感できます。
体操の選手が自分の演技を心の中で視覚化するように、
ピアノを弾く様子をスローモーション映像で
確認してみましょう。
動きのなめらかさ、且つ、聴こえ方もなめらかに
なっているかしら。
このように練って練って・・
徐々に本来のテンポに近づけていきます。
このようにコマ送り実験ができていると、
最終的なテンポで演奏する段階になって
焦ることがほとんどなくなります。
不用意な動きがグンと減り、
本番であがることも最小限に。
「ゆっくり練習」
視覚、聴覚、触覚、
そして見えないけれど見えそうな感覚に意識を向けると
意外に面白さを感じられます。